Second reincarnation【ツイステ】
第9章 怒号炸裂
「じゃあちょっと厨房借りるな」
「またですか?…貴方…最近、些か食べ過ぎなのでは?」
「そんなことないって。昔から大食いだよ…知ってるだろ、ここにいる奴らは」
「それに、僕もご一緒する約束ですので」
…本当ならオレ一人でラウンジの厨房を借りる予定だったんだけど…
どうやらジェイドに助け舟を出されてしまったようだ
「…貴方たちは本当…いくら食べても太らないようで羨ましいですね…」
「アズールも食べる?材料はオレ持ちだから無償で食べれるけど」
「結構です。それに19時以降の摂取は控えてますので」
「ちぇっ…フロイドは?」
「オレも今日はいーや…それに、小エビちゃんとの約束で薬作らないといけないし」
「は?薬…?…僕も同行します」
今以上の被害を予測したアズールが席を立ってフロイドの跡をついて行った
…なんの約束だか知らないけど…薬関連でアズールが付いてるならまぁ大丈夫だろ
それよりも…
「…顔色が優れないようですが、大丈夫ですか?」
「まだどうこうなる程じゃねーよ。早く飯作ろ…」
「手伝います。ついでにラウンジで出す新しい料理の味見をしてください」
「お、何それ!それはちょっと楽しみだな!」
魔力疲れでちょっと気が滅入っていたけど、その言葉に一気に気が晴れる
フロイドたちは研究室に…オレとジェイドはラウンジ厨房に向かった