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Second reincarnation【ツイステ】

第2章 迷子の迷子の新入生




これはまずい

そう思って新入生を連れて急いで物陰に隠れる

幸い今日は入学式で、オレもジェイドも早く会場を出たからまだこの辺りには誰も人が来ない



「…どういうことだ?ここナイトレイブンカレッジは先の入学式説明でも言っていた通り男子校だ。…言っている意味は伝わっているね?」

「分かってます!分かってるんですが…相談できる人がその…いなくて…」

「あー…まぁ初日だしそこは仕方がないが…でもこうして寮分けできているということは魔力は一応あるのか…」



流石に学園長がこのことを知っていないわけがないし…

突き返す理由が自分にあるわけでもない


…ここは先輩らしく、一肌脱いでやるとしよう



「ちょっとそこで待機しててくれ」

「は、はい」

「擬態する色(ミミクリー•ミー)」



マジカルペンを新入生に振り翳してユニーク魔法を行使する


オレのユニーク魔法は変身能力がある魔法だ
そんなのそのうち授業で覚えるだろ。と言われるが、そこはユニーク魔法と呼ばれるだけあり効力は特別となってる

一度でも魔法をかければ、オレ自身の許可でしかオンオフの切り替えが効かないし、時間制限も無い

しかも誰かへの変装となるとその精密さは折り紙付きとくる


それで新入生の女の子の体を男に変える



「どうだ?それならとりあえず安泰だろ?」

「……すごい…これが魔法ですか…!」

「普通の魔法とは訳が違う特別な魔法だ。とりあえず今はアズールと合流しよう。時間がなけりゃ相談にも乗れねぇしな」



そう言って物陰から出てアズールの元に向かうことにする

多分今頃部屋分けが終わっている頃だ。広間にいると思うから、そこに向かう

…で、扉を開けようとして…その手を止める
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