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Second reincarnation【ツイステ】

第2章 迷子の迷子の新入生




その一言に首を傾げながら続ける



「え、他にも加算点がつくことあるの?どこ?」

「この前とある契約書を受理するために必要な情報を持ってきてくれたのが貴方でしたよね」

「………あれ、そういうことに使う為のパシリだったのかよ!!」

「パシリだなんて人聞きが悪いですね…ただ写真に写ってる生徒のふりをして一日過ごしてくれと頼んだだけですよ」

「その結果その生徒の抱えていた様々な弱みを知る羽目になって、その愚痴をアズールに言っちゃったよ!まんまと嵌められてんじゃんオレ!!」



そういえばその後、アズールが契約していたとある生徒Aさんが契約を破棄せざるを得なくなったとかで対価のみを引き払わせたとか言ってた気がする

大方オレが零した愚痴の中に話を有利に進められる情報があったんだろう

変だとは思ったんだ…ユニーク魔法で一日この写真の生徒になりすましてくれって頼まれたときは…変だとは思ってたんだけど…



「…その報酬が、この前のバイト代か…」

「しっかり対等な対価を払ってもらったのでしょう?ならば全て問題ないはずです」

「そうだけど、こういうことやるならちゃんと一言言ってっていつも言ってるじゃん。後から被害にあった生徒にごく稀に闇討ちされるんだけど」

「だから部屋をわざわざ僕達の部屋の近くに移してもらったじゃないですか。あれ以来被害はないのでは?」

「確かに無くなったよ。リーチ兄弟がどれだけ恐れられてるか身に染みて実感したね。…つまりオレに元から拒否権はないわけか…」

「ご理解いただけたようで何よりです」



最後にとても良い笑顔でそう言われてしまってぐうの音も出ない…

本当に同い年の同級生なのか疑いたくなるような知り合いがいると大変だということも、この一年とちょっとでしっかり学ばされた
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