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僕等の青春【気象系BL】

第5章 球技大会


《智side》

「絶対勝つぞー!」

「おー!!」

クラスみんなで円陣を組む

うちの学校は運動熱心だから、球技大会であろうと、

体育大会並みにみんな気合が入っている。

俺はそんなに気合入ってないけどね。

男女にわかれて、ドッチするだけだし…


球技大会では、体育大会同様

クラスごとに違う色のはちまきが配られる。

さらに、はちまきには各自の名前が刺繍されている。

これは、代々実行委員が続けていることなんだけど、

自分の名前が刺繍されたはちまきを好きな人と交換すると

必ずその二人は結ばれる

というわが校のしきたり?がある。

だから、余計に盛り上がるわけだ。
 

みんなが必死にはちまきを交換しようと駆け回っている。

俺もさっきから、何度か声をかけられているんだけど、

全部断っている。


なんでかって?

それがさ…

翔くんと交換しちゃったからなんだよ!
 


昨日の夜、翔くんから電話がかかってきたんだ。






「もしもし。智くん」

「どしたの?翔くん」

「あのさ、明日の球技大会ではちまき交換してくれない?」

「えっ、でも、翔くん人気だから…」

「俺が智くんと交換したいの!だめかな?」

「いっいいよ」

「ほんと?ありがと」
「じゃあ、明日交換しようね」

「うん。バイバイ」








ということで、

今俺の頭には翔くんのはちまきが!

これって、そういうことだよね//






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