第21章 えげつなき戦い
マキ(……………どうなんだろこれ……)
マキ「…うん………まぁ……アイドルってブッ飛んでてナンボよね……」
マキ(ただのショップ店員からここまで来たんだから大したものよ、私。芸能界は人形師の操る楽しい人形劇の世界。私は人形に徹底するのよ)
自己暗示するピーチ・マキ
スタッフ「マキちゃーん」
女性スタッフが来た
マキ「アレ?もう収録時間?」
スタッフ「ううん、廊下見てみ」
スタッフ「ちょっとイケてるのがいるのよ、ほらアレ……あ、隣に居るの彼女さんかな?モデルさん?綺麗~」
廊下を見ると
スタッフ「この度は“焦熱叫喚!報道マーベラス”へ御出演頂き誠に……」
鬼灯「いえ、こちらこそ楽しかったです。お疲れ様です」
貴方「また機会があれば呼んで下さい」
鬼灯と瓜美だった
口が開くピーチ・マキ
スタッフ「今回の報マ(報道マーベラス)のテーマは“増える現世の老人犯罪・その時地獄は…!?”だって」
マキ「ほっ…ほーずきさまー…と瓜美さまーーッッ」
何やらこちらに走ってくる人が
鬼灯「おや貴方は……」
貴方「ピーチ・マキさん」
鬼灯「聴きましたよデビューシングル。シロさんがエンドレスで歌っています」
マキ「ギャーーッ聴かれてたッッ」