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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第19章 酒と女でダメになる究極の例


閻魔「あ~飲み明かすのって“日本の伝統”って感じするな~」

鬼灯「因習ですよ。ホラホラ、空気なんて読まなくていいですから帰りたい人は帰りなさい」

貴方「今帰らないと大王の自伝語りが始まりますよ」

お酒を飲みながら告げる瓜美

獄卒「帰るぞォォォォ!!タイミング作ってくれてありがとう鬼灯様瓜美様!」

蜘蛛の子が散るように静かになった

鬼灯「…叫喚地獄の亡者共と同じですよ。これじゃあ」

桃太郎「叫喚地獄?」

鬼灯「まァ平たく言うと酒乱の堕ちる地獄です」

貴方「あそこの16小地獄は全て酒絡みです。酒乱の巣窟でしてね……」

扉が開き一人の獄卒が来た

獄卒「あっ!いた!!大王!鬼灯様!瓜美様!」

獄卒「叫喚地獄の亡者共が雑用係・八岐大蛇の持っていた酒を奪いました!!!」

鬼灯・貴方「どういうことですか!」

貴方「せっかく更正施設(叫喚地獄)でリハビリ(禁酒)してたというのに…!」

白澤「亡者リハビリやってんの?」

桃太郎「(そして八岐大蛇は雑用やってたんだ……)」

獄卒「もう“帰って来たヨッパライ”フルコースでドンチャンベロンベロンです!」

鬼灯「歌詞は微妙にマッチしていますが地獄で“天国よいとこ”などと歌われては屈辱です!」

白澤「正確だけどよく解らん分析するな。お前は」

閻魔「鬼灯君ワシも行くよ!」

鬼灯「大王はどうぞここにいてください。ボス(上司)は会議室にいていいのです。事件が起こっている現場へは私達(部下)が行きます」

閻魔「鬼灯君……カッコ良く言ってるけど要するに厄介払い!?」

鬼灯「うん目立つし邪魔!!!」

タメで言い放つ鬼灯

桃太郎「何か手伝いましょうか?」

貴方「あそこの亡者はとにかく“タチ”が悪い!危険ですからついて来なくていいですよ」

白澤「…そう言われると行きたくなるよね」
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