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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第19章 酒と女でダメになる究極の例


瓜美がチラッと視線をそらすとお香と目が合い頷き合う

お香・貴方「タッちゃん、カッちゃん、喧嘩しないで」

唐瓜「お香姐さんと瓜美様なんかモノマネすげー上手い!!」

白澤「アーハハハ!!いいなぁ、お香ちゃん瓜美ちゃん。可愛いなー」

鬼灯「なんでコイツと双子なんですか!!」

貴方「ごめんなさい」

白澤「二人が言うなら喧嘩はやめるよ」

お香「セクハラよ…別にいいけど」

白澤「あ~紂王の気分だな~」

お香「紂王って中国の皇帝の?」

白澤「そう妲己の夫。妲己ってのは二人みたいな才色兼備だよ」

貴方「酒池肉林等、あらゆる贅と淫楽を極めた九尾の妖怪だね」

桃太郎「ほ~」

白澤「酒の池だよ、いいよね~」

鬼灯「人を火で炙り、蛇に食わせ、それを見て喜んだという何とも恐ろしいドS妖怪」

白澤「オマエが言うな。悪女っていやぁ、呂薙や則天武后や西太后だけどさ、でも男は絶対に妲己に酔うね。なんせ、絶世の美女なんだから」

桃太郎「ええっと・・・」

チラッと瓜美を見る桃太郎

貴方「今挙げられた三人は中国三大悪女と呼ばれる皇后達だよ。美女の苛虐性っていうのは不公平だけど一般人のそれより魅力的らしいよ」
 
鬼灯「不二子ちゃんだってドロンジョ様だって美女でなければ皆嫌うはずです。彼女なら玉藻前という女性になり鳥羽上皇を惑わせましたよ」

桃太郎「へぇ、日本に?」

鬼灯「でも、陰陽師に本性見破られたんで、逃げてセミに化けて、でも池に正体映ってバレてボコられて石になりました」

桃太郎「才女の割にツメが超甘いな!?」

貴方「ちなみに今は集合地獄でボッタクリ妓楼をやってるよ。ここから三軒先で」

白澤「あの店そうだったのか!!??」

桃太郎「その口ぶりはもう行ったんですね」

白澤「行ったも何も昨日行ったよ。あ~そうか…彼女がそうだったのか~」

桃太郎「え?」

白澤「大分酔ってたからな~気づかなかったよ…」

桃太郎「え?え?」

白澤「え…イヤ昨日の・あれ?桃タロー君、今朝会ったんでしょ?」

桃太郎「…アレカァァァァァァ!!!!」 (てことは、コイツ国を傾けた妖婦と火遊びしやがった!!!)」

白澤「美酒と美女ですかんぴんだ」

鬼灯「言っておきますが、金は貸しませんよ」

貴方「あそこってかなりボッタクリするから、相当ヤバいよ金額」
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