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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第16章 男と女と衆合地獄


お香「あっちに行くと大量受苦悩処。まァ淫乱な奴の堕ちる所よ。こっちへ行くと無彼岸受苦処。不倫罪の地獄」

鬼美「昔は女はただ亡者を誘うだけのお飾りだったんだけど、今は女も拷問するね。だから昔よりずーっと女獄卒が増えたんだよ」

お香「そうね、きっともっと増えていくわね。まァでも、力技の拷問に関してはまだ基本男獄卒が中心ね」

唐瓜「ですよね。女性に責められて嬉しい奴も多いですしね」

鬼灯「え」

貴方「唐瓜さんってそういうアレですか?」

茄子「あっ」

瓜美に聞かれて何か思い出した茄子

茄子「そういや以前......」

唐瓜と喋りながら歩いていると

茄子「おわっ!?何だアレ?」

唐瓜「うわっ」

男性に首輪を付けたカップルがさも平然と会話しながら歩いている

茄子「俺ああいうのはイマイチよくわかんないなー」

唐瓜「う~ん...まあ“興味なくはないけど”...」

茄子「あれってそ~いうこと?」

鬼灯「なるほどそっち系でしたか。というか茄子さんそういう知識はあるんですね」

唐瓜「ちっ...違いますよ全然そんなんじゃないッすよ!そりゃちょっと上からモノを言われると何かザワザワするとかありますけど、でも違いますよ!」

それを言ったら認めてるも同然だろう

鬼灯「このボルボックス野郎!!」スパァン

鬼灯が唐瓜を引っ叩いた

唐瓜「男のはいらないですっ!ボルボックスって何!?」

ボルボックスとは理科の教科書でよく載ってる定数群体

鬼灯「あっ」

鬼灯が拷問道具(アイアンメイデン)を見つけた

唐瓜「“あっ”じゃなくて...あの...お許しください閣下......」

茄子「自然と下僕になり下がったなぁ」

鬼美「お父さん、開けたよ」

いつのまにか扉を開けていた鬼美

鬼灯「ありがとうございます。手始めに」

唐瓜「軽いジャブであれ!?」

茄子(友達が格好のカモになってしまった...友達の意外な一面....でも引いたりしないぜ...親友だもの。どん・まい)

親指を立てる茄子

唐瓜(何で俺アイツにいい笑顔向けられてるんだ...?)

お香「亡者にもこういう人って多いかしらね?」

瓜美「イヤ、獄卒と同じで特殊なほうでしょう」

唐瓜「あなた達も相当特殊だと思うんですけど...」

鬼美「でも、いるならやめたほうがいいかも」

貴方「何が?」
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