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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第15章 新(獄)卒


閻魔「新入社員の皆さん。入社おめでとうございます。諸君にはこれから獄卒として日々拷問の限りを尽くしてほしいと思っております」

第二回地獄新入社員説明会を開いていて、閻魔大王が話している

今年は新入社員が多かったので、二回に分けて開くことにした。今日は瓜美が担当する

閻魔「ではこれから各機関を見学していただきます。瓜美ちゃん!」

貴方「はい」

閻魔「皆さん、彼女に付いて行ってください」

貴方「第二補佐官の瓜美です。見学後に配属希望を伺います。しっかり観察してください」

新入社員を刑場に案内する

貴方「熱湯の大釜......ここは盗人の末路です。万引き一回一年間強盗は百年下着ドロは千年」

説明しながら階段を登っていく

新入社員『後半二つの刑の開きはなんだ?』

新入社員『さあ...』

貴方「かの石川五右衛門もここで......あ、アレがそうですね。見ると幸せになるジンクスがあります」

熱湯に石川五右衛門のちょんまげが見える

顔は溺れていてわからないが

亡者「クソーフザケんな!たかが万引き数回でこんな目に......」バシャッ

桶に入っていた熱湯を亡者にかける

そして投げた

亡者「痛ッ!!ジャストミートでタガが眉間に当たって地味にすっごい痛い!」

タガとは桶の外側に巻いてあるアレ

貴方「このように生意気な亡者は躊躇なく痛めつけてください」

新入社員「俺達にできるかなあ....」

亡者「鬼ッッ!!」

亡者がキレた

貴方「鬼ですけど?」

亡者「チ...チクショーそうだったちくしょー!」

貴方「次、そういう口を聞いたら貴方がコムラ返りになったとき患部をつつきまくります」

亡者「なんの宣言だよ!長丁場なうえに歪んだ嫌がらせ思いつきやがって...」

貴方「これは某人物が某雑貨チェーン店の店長だった頃のお話です......」

亡者「?」

急に語りだす瓜美

貴方「そこは片田舎で集客数はわずか。客単価の安いお店です。しかし、毎日大量の万引きに苦しんでいました。結果ロスと売り上げ不振で店一つ潰れるハメになったのです。万引きを軽罪と考えてるバカ全ての皮を剥いでいいと思っているくらいです!!」

亡者「私怨じゃねえか!!」
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