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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第12章 精神的運動会


閻魔「諸君、今年もこの大会がやってきました」

閻魔「獄卒大運動会。新卒も先輩も一丸となって楽しんでください」

今日地獄では獄卒達による大運動会が開かれていた

閻魔大王が開会の言葉を言い終わりその場は拍手で包まれる。鬼灯と瓜美も拍手する

鬼灯は白、瓜美は赤のハチマキをしている

閻魔「さーてあとはゆっくり観戦しよう。今年は鬼灯君が大会委員長で瓜美ちゃんが副委員長だっけ?」

鬼灯「はい。まあこの運動会も今年で100回目」

貴方「ベテランは飽きていると思うので......」

鬼灯「一工夫加えるのに苦労しました」

閻魔「本当?どんなのだろ、楽しみだね」

鬼灯「“スポーツは筋肉”と思っている方も多いですからね。そこから見直しました」
──
鬼灯《第一種目 借り物競走》

鬼灯がメガホンで話し、出場する獄卒達がラインに並ぶ。茄子と唐瓜の隣に息子と娘の姿もあった

唐瓜「借り物......あっ、そーいやお前2千円返せよ」

茄子「えっ?」

唐瓜「1ヶ月前貸しただろ!?何か急にカニ食べたいとか言い出して......」

茄子「あっそーだゴメンゴメン」

もう始まるというのに、二人は貸した金のことで話している

獄卒「ヨーイ...ドン!!」ズガァァン

ライカンピストルではなくまさかのバズーカ

鬼灯《さぁ始まりました注目の第一種目!》

閻魔「どうでもいいけど何あのスタート合図......」

鬼灯「生温いライカンピストルはやめてバズーカにしました。迫力あるでしょう」

閻魔「うん......イヤあのバズーカ撃ったコが凄いよね......」

鬼灯「競技は瓜美が提案し私が内容を決めました」
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