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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第11章 龍虎の二重奏


白澤「胸糞が悪いよ。さっさと用済ませて地獄名物の花街にでも行こう!」

桃太郎「そんな所があるんスか?」

これ以上構っていられるかとばかりに吐き捨てた白澤の言葉を桃太郎が拾い、衆合地獄にある花街の話で盛り上がる。やはり桃太郎も男であるからにはそういった興味も持ち合わせているようだ

鬼灯「貴方、女性なら手当たり次第ですか」

白澤「人聞きが悪いな。ストライクゾーンが広大だと言ってよ。あ、勿論瓜美ちゃんはストライクど真ん中だよ!この朴念仁に愛想が尽きたらいつでもおいで!」

鬼灯「無いと思いますが」

白澤「お前には言ってねぇよ!」

瓜美が答える前に鬼灯が即答し、嘲笑を込めた言葉に白澤は余計に神経を逆撫でされる

そもそも鬼灯は出会った頃から幼いながらも仏頂面で冷徹だった、それを承知の上で長年連れ添っているのだから、今更愛想が尽きるも何もないだろう

白澤「まぁでも特に好むタイプくらいあるよ。例えば乳はあるに越したこたァないね」

鬼灯「昔は微乳の方が美人とされていました」

貴方「…結局、昔から女の魅力を測る要素にはされてるんですね」

白澤「僕はどっちも好きだね。大っきな乳は包まれたい、小っさな乳は包んであげたい」

貴方「そうですか」

つまりは見境がないだけだろう。良く言えば博愛、一般的に言っても最低だ。ちなみに悪く言えばここでは書けない
瓜美が微笑みながらも冷めた目を白澤に向けていると、いつの間にかその背後に忍び寄る影に気がついた

貴方「…あ、鬼灯「ほらよ、包まれろ」

鬼灯が白澤に差し向けたのは鎖の付いた鼻輪やピアスなど多数の装飾を纏った巨大な雌牛の化け物だった。モォォォと雄叫びのような声を上げながら白澤を追いかける彼女の体には、女性も男性もある意味憧れる豊かな膨らみが四つも付いている

貴方「なるほど、これなら巨乳好きの白澤様も大満足ですね」

白澤「多けりゃいいってもんじゃない!」

貴方「"あるに越したことない"って言ってましたよね」

白澤「数の話じゃないよ!それに彼女、立派な女性だけど反芻するだろ!?」

鬼灯「何を生意気な…偶蹄類同士、仲良くなさい。」

白澤「神獣を分類すんなっ!!」

遂に捕まった白澤が彼女の逞しい両腕に包まれて気道やら何やら締まって大変なことになっている。そろそろボキボキと嫌な音も聞こえてきそうだ
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