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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第11章 龍虎の二重奏


──天国組
白澤「ここが門だよ」

門に着いた白澤と桃太郎
──地獄組
鬼灯「天国・地獄・現世、全ての境です」

同タイミングで着いた鬼灯、瓜美とシロ
──
スタスタ...

「「「「あ」」」」

桃太郎とシロは感動の再会を果たしている中で、

鬼灯「ソイヤッ!!」ゴキャッ

鬼灯が白澤を殴った。顔面を狙って

白澤「何の挨拶もなくそれかコノヤロウ!!」

鬼灯「...いや、どうせ貴方と会ったら最後こうなるんですから先に一発かましとこうと思って........」

白澤「80年代のヤンキーかお前は!」

殴られた所が赤くなり鼻血を出す白澤。

桃太郎・シロ「(...何でわざわざ絡むんだろう......)」

貴方「桃太郎さんとシロさんがドン引きしてますよ」

白澤「瓜美ちゃん、久しぶりー!相変わらず可愛いなぁ!」

鬼灯「人の嫁を口説かないでください」

白澤「ほんとムカつく奴!瓜美ちゃんだって取られちゃったしさ」

鬼灯「瓜美さんは元々私のです」

白澤「僕が瓜美ちゃんと出会った頃はまだ付き合ってもいなかっただろうが!」

桃太郎「えっ……白澤様と瓜美さんって会った時あるんですか?」

貴方「えぇ、私が子供の頃に1度、怪我をしていた白澤さんに手当てした時があったので」

桃太郎「えっ……それで何も無かったんですか?」

それへの返答は恐ろしい鬼神のひと睨みだった

鬼灯「何もありませんよ。ただこの淫獣がいつものように口説いて、いつものようにフラれただけのことです」

白澤「いつもフラれてねぇよ!……まぁ何もなかったのは本当だよ。まだ付き合ってもなかったくせに、あの頃からこの闇鬼神のガードが固すぎてむしろ何もさせてもらえなかった」

鬼灯「当然です。私は幼い頃からずっと瓜美だけを想ってきたのですよ。それをこんなぽっと出の白豚なんぞに取られてたまるか」
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