• テキストサイズ

第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第11章 龍虎の二重奏


──天国
白澤が鍋を煮えながら材料をすり潰している桃太郎と話している

白澤「漢方を熟知してると女子に大人気だよ」

桃太郎「え、下卑た動機だなぁ」

白澤「いや、そもそも漢方は「弱った体を元気にする」のが基本だからね。西洋医学では治しにくい冷え性・生理痛にも効果的なんだ」
──地獄
鬼「簡法を熟知していると、上司に大人気ですよ」

シロ「え、下卑なやり方だなぁ」

鬼「いえ、そもそも仕事は「自分で近道を見つける」が基本です。マニュアルだけでは会得しにくいコツ・整理法を見つければ功科に繋がります」

シロ「へー、そういうもんなんだ」

貴方「そういうものですよ」

鬼灯「あ、コイツを斬って煮て下さい」

いつの間にか用意された亡者を差し出された

シロちゃんが受け取り、亡者を嚙みちぎる

シロ「コイツの罪は?」

鬼灯「盗聴と懸想。我の強い要注意人物で寄生も強いようです」

貴方「ようは変態の一種ですか」

鬼「変態にも上級・中級・下級とあります。
 中には針に熱、こういうものなど使う人もいます」
──天国
白澤「___あ、そうだ牛頭の角......」

桃太郎「ゴズ?」

せ●とくんを想像する桃太郎

白澤「地獄の門番の一人なんだ。その角をたまに削らせてもらうんだけど......ストックがないや。取りに行かないと......」
──
鬼灯「___あ、そうです馬頭の蹄......」

シロ「メズ?」

頭と二本足と尻尾があるだけの訳のわからない生物を想像するシロ

鬼灯「地獄の門番の一人です。その蹄をたまに削らせてもらうのですが......ストックがありません。取りに行かないと......瓜美も行きますか?」

貴方「はい」
/ 146ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp