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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第6章 いかにして彼らの確執は生まれたか


鬼灯「いや...あの時は私もどうかしていたのです。あんな賭け......でも譲りません。アレは私の勝ちです」

閻魔「もういいじゃん、そこは......」

桃太郎「あの......思いきって確かめてみては......?スタッフ腕章つけた日本の鬼だったんですよね?頑張れば特定できると思うんですけど......」

貴方「そうですね...」

閻魔「そうか、そうだよね。あの時の名簿くらいあるよ。その人には失礼だけどこの際ハッキリさせて仲直りしなよ」

数時間後...

スタッフ「あたし?ニューハーフだけど。手術はしてないわよ」

瞬間、素早く鬼灯が携帯で白澤へ電話をかけた。

鬼灯「体が男性なら胸囲は男性とみなします!!」

白澤《イーヤ!心が女性なら僕は女性だと思うね!!》

この確執は一生取り除かれることはないのだろう。瓜美、閻魔大王、桃太郎は改めてそう実感したのだった
電話越しにも関わらずよく響く白澤の怒声と鬼灯の怒声を背に、瓜美はとりあえずこれだけはしておかなければと件の鬼に向き直る。

貴方「あの電話の向こうの方は貴方のことも女性として受け入れてくださるそうだよ。これ、彼の電話番号と住所ね。一度お話してみたらどうですか?」

スタッフ「あら本当に!?ありがとうございます、瓜美様!私、がんばりますね!」

白澤《ちょっと瓜美ちゃん!?なんか不穏な会話が聞こえたんだけど!》

貴方「言葉には責任を持つべきですよ、白澤さん」

鬼灯「さすが、神獣の懐の広さだけは感服します」

白澤《っっ~~~ーー!!!!》

その後、白澤がニューハーフの彼女から逃げきれたのかどうかは本人達のみぞ知る

桃太郎「あの、俺帰りますね」

貴方「はい」
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