第28章 レディ・リリス
花街のある店の前ー
リリス「妲己ーィ久しぶりィ~~」
妲己「アラやだリリス!?何で日本にいるの!?」
スケープ「(うわあ……)…例の女子会のツートップ……」
鬼灯「物凄いツーショットもあったもんですねぇ」
鬼灯「…これ以上日本の男をたぶらかす要素が増えるのはちょっと……」
スケープ「すみません…最近アジア系の男性がキテるとか言い出して……」
そんな二人(一人と一匹)の気持ちも露知らず
キャイキャイはしゃぐツートップ
リリス「最近イイ男捕まえた?」
妲己「う~~ん…まァ、ちゅう王に勝る男はまだいないわねェ~~」
スケープ(見える!!彼女達のバックにかなり鮮明なクモの巣が!!)
妲己「観光はどう?楽しい?」
リリス「ええ。とっても。ここに住みたいくらい」
鬼灯「…それは困りますよ」
リリス「アハハ、でも日本の男のコって可愛いんだもん。誘い甲斐がありそう」
また鬼灯にくっつくリリス
妲己「そうねえ……ウブな反面警戒心が強いから獲り甲斐があるのは確かよ」
ころころと笑う妲己
リリス「ほーら」
鬼灯「困りましたね」
リリス「それとも貴方が愛人になってくれる?それなら帰ってもいいわ」
妲己「だめよぉ。鬼灯様には瓜美様がいるから」
鬼灯「!妲己さん」
「いいじゃない」と笑う妲己
リリス「…誰?その子」
妲己「いつも鬼灯様と一緒にいる子よ。結構可愛いの」
リリス「へぇー……てことはあの子ね!確かに可愛いかったわ」
妲己「アラ、もう会ったの?」
リリス「ええ。鬼灯様と一緒にお出迎えしてくれたわ」
妲己「そうだったの!」
話が180度回転した
リリス「ねぇ、鬼灯様はその子の事好きなの?」
鬼灯「はい」
リリス「ならプロポーズしちゃえばいいのに!奥手ね~~」
鬼灯「いえ、もう夫婦になってます」
リリス「そうなの!?言ってくれれば、その子と話をしたかったのに」
この話を元に戻すのに少し時間がかかった鬼灯であった