第28章 レディ・リリス
リリスと共に仕事場を歩く鬼灯
リリス「お兄さんたくましーのね。ステキよ」
リリス「キャーカワイイ」
義経「?」
ホント見境無しである
血の池に着いた
リリス「へぇーこれが血の池ね。イケメン浮いてない?」
鬼灯「…さぁ……」
リリス「ね、血の池は女の堕ちる地獄だって本当?」
聞きながら鬼灯にくっつくリリス
鬼灯「昔はそういう時代もありましたね」
リリス「女に対するそういう考え方って不思議と世界中にあるのよね…ちょっと悲しいわ。……神もアダムも結局はアタシ(女)を悪とすることで場を収めたわ。はねっ返りの烈女だって」
鬼灯「……それはお気の毒です」
リリス「まあ、いいのよ。悪魔になったからには各国に男を作るくらいの心構えなの。それこそ血の池地獄逝きかもね。あ、でも今は血の池も女限定の地獄じゃないのか」
鬼灯「ええ。当然改定されています。あと…現在ルーマニアの吸血鬼の間で「飲み放題ツアー」が組まれこれが大当たり」
リリス「たっ…確かにバンパイアには夢のような池!!!」
絵面はシュールな気がする
リリス「池の血液型は?」
鬼灯「ブレンドです」
リリス「オエッ…ちょっともうここいいわ……他に行きたい所があるのよ
連れてって」
鬼灯「はい」