第25章 地獄三十六景
貴方「呪いといえば先程から気になっていたのですが、それは?」
瓜美が指差した先には、顔の絵があり顔が盛り上がっていた。
唐瓜「うわっお前コレ何だよ!?」
茄子「黒縄地獄の岩を絵の具にしたら呪いの絵になっちゃって……どうしていいかわかんなくてずっとこのまま……」
唐瓜「キモッ!」
絵「ちくしょおぉおぉお社長の息子めえええぇぇぇぇ」
唐瓜「亡者の恨みあふれ出てるぞ……何があった社長Jr.と…」
貴方「」ガッ 亡者「オブッ」
瓜美が絵の前でしゃがみ、絵の顔を掴んで押し込む。
貴方「出てくるな」
茄子「わぁ解決した。ありがと瓜美様」
唐瓜「あんな粘土のばすような方法でいいのか」
唐瓜「しかし絵の具って岩から出来んのか?」
茄子「え?そーだよ。岩絵の具っていって日本画で使うヤツだよ。高級な群青なんかはラピスラズリが原料だから高いんだ」
茄子「それで黒縄の岩使ってみたけど………かわりにもならなかった」
唐瓜「なるかッッ!単語の響きだけで選ぶなよ、アホ!このアホ!!」
貴方「…茄子さんは日本画が好きなんですか?」
茄子「うん!北斎とか好き!」
貴方「ああ、葛飾北斎(かつしかほくさい)は地獄でも有名ですね」
茄子「あっ、でもピカソとか…何でも好き!面白いから!」
貴方「しかし茄子さん。貴方の絵も面白い……これ、いいですね」
一つ手に取る
茄子「それ?俺のお気に入り。「アイアン天照」」
貴方「茄子さん大仕事を頼みます!このキャラクターを使って……」
茄子「?」
唐瓜「(…アイアン天照……)