第23章 右腕のブルース
ベルゼブブ「お前っ……」
鬼灯「鬼灯です」
貴方「瓜美です」
ベルゼブブ「何でもいいよ俺サタン様の右腕だよ!?キャリアだよ!?同類じゃん気ィ遣えよ!」
鬼灯「「ベルゼブブ(蝿の王)」と鬼灯(魂を導く提灯)じゃ大分差がありますけどね」
ベルゼブブ「俺の名付け親アアアアアアアア!!」
鬼灯「あと私は…」
獄卒「鬼灯様と瓜美様!?鬼灯様、瓜美様じゃないですか!」
昔の同僚なのだろう
獄卒が鬼灯と瓜美に話しかけてきた
獄卒「補佐官になられてもう何千年ですか?我々鬼の誇りですよ。瓜美様と鬼灯様」
鬼灯「いいえ、私などまだまだです。コピー取りや血の池掃除の下積み……懐かしいです」
貴方「私もそうですよ。補佐官になってまだ二千年程しか経っていませんから…知らないことはまだたくさんあります」
獄卒「ハハハ、ではまた」
獄卒が去るのを見てから…
鬼灯「キャリアではないのですが……」
ベルゼブブ「うおおおおおおエリートかと思ったら最凶の叩き上げだ、この補佐官共!!」
ベルゼブブ(やべェェェェェ超怖えよ。この世(というかあの世)で叩き上げほど手強いもんはねーからな……メンタルHPが計り知れない…)
貴方「ベルゼブブ様はキャリアなのですね。御立派です」
ベルゼブブ(やめてくれっ!!俺のメンタルは繊細なんだっ……!!)
鬼灯「いいんじゃないですか。いばれる立場なのですし……」
金棒を肩にトントンと当てながら嫌味ったらしく言う鬼灯
ベルゼブブ(ギャアアアアアアアアア)