第2章 * in the bath room
「あっ。あっ…あん、あっ…あっ…。」
舌を早く動かし舐めながら、中の少し窪んだあたりをグッグッと押すように抽出を繰り返すと、ゆめの中が果てを求めて震えだす。
「やっやめっひ…び、な、んかくる…!!」
それでも緩めず刺激し続けると、ぎゅうっと俺の髪に絡めていたゆめの手に力が入る。
「あっあっや…あぁっ!」
一斉高い声を出し、ガクガクと震えながら、水のような飛沫を散らしてゆめがイク。
はぁはぁ、と荒い息で力の入らないゆめを抱きとめて、湯船にもう一度2人で浸かる。
くたりと脱力して全身を預けてくるゆめに、「初めて潮、ふいちゃったね。」とイタズラに囁くと、「恥ずかしいから言わないで!」と真っ赤な顔で俺の肩に顔を埋める。
背中や髪を撫でて、ゆめの呼吸が調うのを待つ。
涙が浮いたゆめの目と目が合う。
湯気で曇る視界の中で見るゆめの目は、いつもよりも色っぽく感じる。
体が熱い。
風呂の熱気だけじゃなく。
ゆめの桜色に染まった頬をすり、と撫でると、ゆめが顔を傾けて、キスをして、
「お風呂でするの、暑いね。」と照れたように囁く。
確かに、このまま湯船でしたら、ふたりとものぼせ上がってしまいそうだ。
脱衣所でバスタオルにくるまったゆめを捕まえて、洗面の前で背後から抱きしめると、首筋に唇を寄せる。
「ここでしよ。」
小さく言うと、片手で胸、もう片方の手でゆめの中心に触れる。
「きゃっ。」
先ほどイッたばかりのゆめは、すでに十分に濡れていたが、煽るようにクチクチと入り口を刺激すると、「あっん…」と快感に背をしならせる。
その姿があまりに扇情的で、思わずゴクリと唾を飲む。
我慢の限界だ、と予め用意してたゴムをつけ、「入れるよ。」と耳元で囁くと、後ろからゆめの中に、ゆっくりと埋め込んでいく。
「んっ…。」
挿入の衝撃に耐えられず、足から崩れそうなゆめを抱きとめ、洗面台に手をつかせ、そのままその手に俺の手を重ね、ぎゅっと握る。