one piece of my Dream [ワンピース]
第10章 貴方の声が
「コイツの一番敏感なとこって、どこか知ってっか?」
僕を引き寄せ、乱暴に押さえつける。
「いった!…キヨ、こんなところでしなくでもいい話…」
「お前は黙ってな」
その一言に、体が固まる。
熱くなる気が、僕を怖がらせる。
……危険。。。
「だったら、しんの胸が少しでかくなったのは俺のおかげだな」
相手を挑発するようにニヤリと笑い、ゾロが答える。
「おいおい、レディーには優しくするのが一番の愛撫なんだぜ」
サンジはスっと視線を流し、くわえた煙草を離し煙を吐き出す。
「「「………………」」」
3人の無言の睨み合いが続く真ん中で、僕はただ黙ることしかできなかった。
………………バカじゃないの?
なんて最後には思ってしまうほど、
あれから3人のどうでもいい口論は続いた。