one piece of my Dream [ワンピース]
第10章 貴方の声が
「ちょっと待って!!意味がわからないよっ!」
あまりの急な展開に、思考がついていかない。
「しん、誰だそいつ?」
ルフィの言葉に、
「キヨ。か」
ゾロが答える。
「………うん…」
なんだか答えにくくて、声が小さくなる。
「帰るってどぉいうことよ」
ナミが僕の元へと走ってきて肩を掴む。
「僕もわからない。
ねぇ、キヨ。どういうこと?」
「さっきも言った通り、現実世界の俺たちがもうすぐ目覚めるんだ」
「もうすぐ、目覚める?」
ナミが尋ねた。
「そう、今夜がここにいれる最後の時間だ」
僕の頭を優しく撫でながら、キヨは言った。
……今日で、最後?