one piece of my Dream [ワンピース]
第10章 貴方の声が
少し街を外れ、森への入口へとたどり着く。
カサっと茂みがなった瞬間、
多くの気に囲まれていることに気づく。
「………っ!……」
そんなに強い気というわけではないが、
とにかく数が多い。
……海軍か?
その瞬間、
「麦わらの一味!発見!!確保っっ!!」
一人の男の声がしたあとに、
多くの足音と、声がこちらに迫ってきた。
「チッ。
めんどくせぇ!しん!下がってろ」
ゾロがかばうように僕の目の前に立ち、
後ろに下がるように促す。
その言葉に従い、少し後ろに下がり、
みんなを見守る。
久しぶりの、乱闘を目の前にして、
僕の血が騒ぐ。
加戦したい気持ちは山々だが、
このまま大人しくしておいた方がいい気がした。
海軍の数も3分の1に減り、
ふと、気を抜いた瞬間…………