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平等な死などない【ワンピース】

第13章 出会いと別れのログ


ポーネグリフを見た後、魚人島を後にしたロジャー海賊団は道中倒れ込んでしまったトキの為、近付いていたワノ国へ上陸を果たした。トキや子供達の為イヌネコは共に降りるが、おでんはロジャーの夢の為に船に残ることを決意。その為ワノ国でのログが溜まるより前に一行はワノ国を後にする

そんな中、ロジャー海賊団一行はイヌネコの故郷に上陸する準備をしていた。イヌネコから書状は受け取っており、これを見せればなんとかなるだろうとロジャーが話したからである

無論、書状を書いてもらった理由は他でもないロードポーネグリフが彼らの故郷“ゾウ”にある事がわかったから。だがイヌネコはワノ国に残らねばならないので、書状をしたためた次第だ

「ロジャーの目的の物はゾウのやつ含めてもう三つ手に入る。もう一つはどこにあるかだな」
「それが一番厄介なのはやつの手にあると耳にしたんだよ」

嫌そうな顔をして首の後ろへ手を回したレイリーに対し「どこにあるのか分かっているんだな」とクマラは笑う。だが、レイリーの次の言葉でその笑顔は凍る事になる

「……ビッグマム海賊団の本拠地、トットランドにあるんだそうでな」
「……おぉ」

面倒くさそうな顔をして「俺船に残ろうかな」と言い始めたクマラ。中々の戦力に入るクマラが船に残るとなれば、相当苦戦を強いられるとレイリーはそれを止めた

だがクマラ的には実質妻に該当するリンリンと実子の三子達、その兄や姉、増えたという妹弟達の事を考えれば出会いたくないのも無理はない。家族と仲間に板挟みされて闘えと言われているのだから

「どうにかならないのかそれは」
「ならんな、せめて相手の隙を突くくらいしか出来んだろう。……そういえば、お前の息子がいたな」

まぁ頑張ってくれとクマラの肩をポンと叩いたレイリーを他所に、クマラはゲンナリとした顔で肩を落とすのであった

───────

(「またガキの話か!俺だってクマラとのガキ欲しい」)
(「性別って知ってるか?船長」)
(「そう言うなよギャバン!あーあー、俺とクマラとのガキを産む方法ねぇかなぁ~」)
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