第2章 2話

和也「すみませんが、僕たちの団欒の邪魔しないで貰えます？明日でも良いですか？」
牧野「......。」
和也「本当は武藤さんと食べたかったんです。」
武藤「ほっ本当に？明日食べようね？」
と上機嫌に立ち去った。
翔「二宮くん...あんなこと言って良かったの？」
和也「心配いらないよ？気分損ねるよりましでしょ。」
翔「はあ。」
和也「まあ、正直言うと...先輩と食べた方が楽しいけどね？」
翔「嫌嫌...俺と食べるより女の子と食べる方が楽しいでしょ？」
和也「そんなに女と食べさせたい？」
翔「女性との団欒も大事だと思うよ？」
和也「チッ、先輩は何も分かってない.......。」
翔「？」
〜18:00〜
終了のチャイムが鳴った。今日は定時で帰れそうだ。
俺は、タイムカードを押して会社を後にした。
そういえば、雅紀さんはどこで働いているんだろう？
電車で鉢合わせしたりしないかな...？と考えていると....
「翔ちゃ〜ん！」
と声を掛けられた。声を掛けられた方を向くと...雅紀さんが立っていた。
翔「.....雅紀さん？どうして、ここに？」
雅紀「9:00からなら18:00には終わるかなとここで待ってたんだ。家まで送るよ。」
翔「え？でも....。」
雅紀「また変な人に巻き込まれたくないでしょ？ほら、行こう？
翔「はっはい....。」
和也「先輩！今日は定時で帰れるんだ？」
翔「二宮くん！もう帰り？」
和也「そ。先輩は歩き？俺は車だけど、家まで送ろうか？」
翔「大丈夫。俺は雅紀さんと帰るから。」
和也「.....雅紀さん？」
と二宮くんが不思議そうに首を傾けた。
和也「何言ってんの？先輩今、一人でしょ？」
翔「え？」
衝撃の事実が発覚した..二宮くん雅紀さんが見えていなかった