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full of love(気象組BL)

第7章 7話 最終章


翔「はぁ〜.....。」
俺は盛大にため息を漏らした。
和也「翔さん?どうしたの?」
と真向かいの二宮くんに心配された。
翔「なんでねぇよ....。」
と二宮くんから目を逸らした。今日は二宮くんとどう接して良いか分からなくなっている...しかも二宮くんに足を舐められた感覚がまだ残っているのだ...。思い出しただけで身体が疼く....どうした?俺!
翔「ふぅ....。」
落ち着け!落ち着くんだ!俺!しっかりしろ!
と喝を入れてパソコンに向かった。
そして、お昼が始まるチャイムが鳴り、俺は立ち上がって伸びをした。
よし!二宮くんに声を掛けられる前にコンビニへ逃げる!
智「翔くん、怪我はもう大丈夫?」
翔「うん、湿布を一応してあるけど、痛くないから大丈夫だよ?」
智「そっか。疼いたら言って?俺が消毒しちゃっる!」
翔「.....っ。」
と『消毒』という言葉に身体が疼いた....。また二宮くんに舐められたいって思ってしまった...。俺...一体どうしたんだ...?
翔「おっ俺...コンビ二に行くな!」
智「うん!行ってら〜!」
と手を振る智くん。
ふと見ると机に二宮くんはいなかった...。もしかして待ち伏せしてる?俺はキョロキョロと辺りを見渡しながら恐る恐る会社を後にした。
俺はコンビニでサンドイッチと牛乳、甘い物が食べたかったからチョコレートとミニドーナツを買った。
コンビニを出ると二宮くんがいた。
和也「翔ちゃん、コンビニに行ってたんだね?俺、わざわざお弁当作ってきたのに....。」
翔「お前は彼氏か!」
和也「はい、彼氏候補です!」
翔「何でわざわざ...。」
和也「翔ちゃんに俺のこともっと意識して貰いたいから....。アプローチしてるの。」
翔「何で俺なんだよ...。二宮くん、女の子にモテるでしょ?俺なんかより女の子の方が良いと思う。」
和也「.........。」
翔「世間的に同性愛なんて認められてないじゃん.....。」
和也「..........。」
翔「しかも結婚なんて持っての他じゃん!どうやって両親に説得すんだよ...。てか両親が認めてくれるか分からないし....。」
和也「くふっ...。」
と二宮くんが笑った。
和也「嬉しいな。そこまで好きになってくれたんだ..。」
翔「は?」
和也「翔ちゃん俺に堕ちたね。」
俺は好きになった?二宮くんを?
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