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full of love(気象組BL)

第6章 6話


と二宮くんに足を舐められたことで忘れてかけていた記憶がよみがってしまった....この間の痴漢のことを....。
翔「お願い!離れて!それ以上触んないんで!」
和也「どうしたの?」
翔「なっなんでもない....。」
和也「涙目になってるよ?大丈夫?」
翔「...........。」
和也「翔さん。」
翔「この間...電車に乗ってたら痴漢にあったの....。俺男なのに変だよな?それを思い出しちゃって....。」
和也「........。」
翔「にっ二宮くん?」
和也「バカ!何痴漢にあってんの?」
翔「なっ何で怒るんだよ。」
和也「怒って当たり前!俺の大切な翔さんを汚されたんだよ?」
と俺を睨みつける二宮くん。
和也「で?何処触られたの?」
翔「何で?」
和也「何で?って...変態に触られた所を消毒するからに決まってるでしょうが!早く言えよ。」
翔「怖いよ、二宮くん....。」
和也「"あ"?」
翔「ひっ!」
二宮くんってこんなに独占欲強い子なの....?
あんなにワンコみたいに可愛.....。何考えてんだ!俺!
翔「うぅぅ.....。」
と無意識に涙を流していた。何でだろう....。
和也「え?え?翔さん??どうしたの?」
と慌て始める二宮くん。俺は無意識にすらすらと言葉を並べていた....。
翔「今の二宮くん怖いよ....。俺....ワンコみたいに可愛い二宮くんが好きなのに....。」
何言ってんだ...?俺....。
和也「........。」
翔「何かごめんな....。余計な事言った....。」
和也「俺こそごめんなさい....。勝手にイライラして...。
怖がらせてごめんね?」
と子犬みたいにしゅんとした顔になって俺の頭を撫でた。
翔「俺やっぱりその顔好き....。」
和也「え?」
翔「何でもねえよ?」
とゴローンと横に向いた。
和也「え?好きって言った?言ったよね?LOVEの方?」
翔「うるせぇ....。」
和也「ねー翔さん!」
と肩を揺らしてくる二宮くん。
翔「.........。」
和也「ねーねー翔ちゃん!」
の呼び方に反応して振り向いてしまった。
和也「あ、やっとこっち向いてくれた。ねー翔ちゃん。俺のこと....好きになってくれた?」
翔「.........。」
和也「翔ちゃん?」
翔「分かんない....。」
ちょっとドキッとしたのは秘密.....。
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