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full of love(気象組BL)

第3章 3話


〜18:00〜
終了のチャイムが鳴った。
俺は伸びをしてデスクから立った。
すると二宮くんが声をかけてきた。
和也「先輩も終わり?俺も終わったから送...
翔「大丈夫だよ。電車で帰るから!それより丸山くんを送ってあげたら?お疲れ様!」
と二宮くんから逃げるように会社を出た。
翔「ふう....偶には一人で帰るかな....。」
智「翔くーん!」
翔「あ、智くん。」
智「追いついて良かった...翔くん行くの速いんだもん...。」
翔「よく追いつけたね...。」
智「愛の力ってやつ?」
翔「んだよ、それ....。」
と立ち去ろうとしたら腕を掴まれた。
智「あっ待ってよ。一緒に帰ろう?」
翔「ごめん....一人で帰りたい気分なんだ...。」
智「そうなの?それなら仕方ないね?また来週ね!」
と悲しそうな笑顔をさせてしまったのが、心残りになってしまった...。
翔「はあ....。」
いきなり冷たい態度を取られたら嫌われたと思っちゃうかな....?
雅紀「翔ちゃん?どうしたの?何か嫌な事でもあった?」
翔「いーや、別に....。」
雅紀「何もないならいいんだ!帰ろう?」
璃穂「うん。」
と手を優しく握ってくれた。冷たかったけど、少しほっとした。
翔「ありがとう....雅紀....。」
雅紀「......!もしかして...。俺のこと..思い出してくれた⁉︎」
翔「ううん、まだ思い出せてない...。けど、こう呼んだ方が親近感湧くかなって...。迎えに来てくれてありがとう...。」
と微笑めば、雅紀も微笑み返してくれた。
潤「翔兄!」
翔「潤?」
潤「家まで送ってく...マンションは変わってないよな?」
翔「うん。」
潤「お腹空いたでしょ?シェフが腕を振るいますよ。」
翔「久しぶりの潤の手料理楽しみだな!」
〜〜〜〜〜〜〜〜
潤くんの手料理は凄く美味だった。
翔「ごちそうさま。さすが料理人!」
潤「お褒め頂き光栄です。」
翔「今日はわざわざありがとうね?良かったら泊まってく?」
潤「そんなこと簡単に言っちゃダメだよ?」
翔「ん?」
潤「男をその言葉に弱いの。勘違いしちゃうからね?」
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