第6章 すこし未来のおはなし
最後まで見て頂き、ありがとうございました。
実際に双極性うつ持ちの私は、SNSとかでよく見る、メンヘラだとか、量産型だとか、地雷だとか、そんな軽い言葉でこの苦しみをひとまとめにしてほしくない、という気持ちからこのお話を書き始めました。
あと、生きてるだけでみんな偉いんだよって言いたかったんです。
小説では口達者な私ですが、私は人とまともに話すことも出来ないようなやつです。だから、文字にして、少数の人にでもいいから伝わって欲しいと思って書きました。
なぜ炭治郎で書いたのかと言うと、炭治郎は、竈門家のみんなはものすごく優しいからです。こんな家族だったらな、と思ったんです。
私事になるのですが、
私は片親で、母に育てられました。母はとても優しいです。でも、その母もまたうつ病です。
詳しくは言えないのですが、父親、その他の親戚も、なんかもうめちゃくちゃな人たちばかりなんです。私と母はそれが原因でうつ病になりました。
うつ病は、家族や誰かに理解されることが本当に大事です。
でも私たちには理解してくれる家族がいなかった。お互いしかいませんでした。一緒に死のうか、なんて話をしたこともありました。でも今、私と母は、それでも這いつくばって必死に生きてます。
今辛い思いをしている方へ、うつ病が他人に理解されなくて苦しんでいる方へ、この小説を見て、少しでも楽になってもらえたら。そう願ってます。
この小説を読んでいるあなたも、
今この瞬間生きていて、とても偉いんです。
辛い時は無理に頑張らなくていいです。
むしろ頑張らないことを頑張りましょう。
私とこの小説はあなたの味方です。
それでは、またどこかで。