第116章 *7.5章〜休息の冒険者〜*
『..んふふふ、んふふふふふふ』
グリム『おいレイラ!いつまでも笑ってんじゃねえんだゾ!!』
『だって、んふふ..グリムもユウも、キラキラしてて...んふふ』
ユウ『うへぇー、なんで僕までこんな目に..』
午前の魔法薬学の授業は”魔法の効能を持つ菓子の生成”という薬学の調合の技術と魔力によって効能を安定させる応用的な実験だった
作る菓子は一時的に記憶力と集中力を上げる”飛躍のマカロン”。澄清スミレという植物を利用し適切な魔力を加えることで効果が現れるもの
担当であるクルーウェルからの説明を聞き各自作業に入ったのだが..
生成していたレイラの背後から突然グリムの悲鳴とシュワシュワした勢いよく何かが膨れ上がる音
気がつき振り向いたときには、そこにいたはずのグリムとユウの姿はなく、代わりにキラキラした煙が目の前に広がっていた
規定の1gを無視したグリムが大量に澄清スミレを加えたことによって引き起こされたものだった
おかげで2人とも全身がキラキラに包まれ、当然クルーウェルにはこっぴどくお叱り受けるはめに。更に罰として居残り掃除を命じられ、今になってようやく昼食にありつけることができたのだった
ユウ『アーモンドとスミレの匂いでごってり。これって風呂入ったら取れるんかな?』
『んふふ、2人ともいい匂い』
ユウ『レイラの方がいい匂いだよ。あと、来るの遅くなってごめんね』
『ううん、大丈夫』
オルト『なるほど。だから後ろにいたレイラさんの毛先にもキラキラが付いていたわけだったんだね』
エース『オレなんかレイラよりすぐそばにいたから、実験着がギラッギラのスパンコールみたいになったからね。マジ反省しろ、グリム!』
グリム『うるせ〜んだゾ!おめーだって前にべちょべちょのゼリー撒き散らしたことあるくせに〜!』
オルト『ふふふ。僕のエアダスターでみんなについた粉を全部吹き飛ばしてあげようか?』
ジャック『おい、ここでやるなよ。飯に粉が入るだろうが』