第111章 *幕間の章*
オルト『うん。レイラさんのことだけど、兄さんが学園に戻った後、1人で歩けるくらいには回復したよ。食事もゆっくりだけどちゃんと採ってくれたし、自分で入浴もできた。検査の後はさすがに疲れちゃったみたいだったから、すぐに部屋に戻ってもらったんだけど..』
イデア『けど?』
オルト『普段寝ている場所じゃない上に、嘆きの島は彼女にとって良い思い出があるわけじゃないから、緊張と警戒心で眠れないみたいで凄く辛そうで、
"学校に帰りたい""みんなに会いたい"って独り言みたいに何度も呟いてた』
『『『『............』』』』
寂しがり屋なレイラの声がまるでそこにいるかのように全員の脳裏に響き、今すぐ抱きしめてやりたい衝動に駆られた
オルト『少しでも安心できるように、トレイさんやシルバーさんがしてくれたみたいに手を繋いだり頭を撫でて抱きしめたりしてあげたら、少し時間はかかったけどなんとか眠ってくれたよ。今もぐっすりと夢の中』
イデア『そっか。あの2人からは何か進展の報告はあった?』
オルト『ううん。解析や調査は継続しているけど新しい情報は見つかっていない。
やっぱり今のところ効率的な治療法は"あの方法"みたいだね』
『『『『あの方法?』』』』
学園長『シュラウドくん。あの方法とは何のことです?』
リドル『それよりも、治療法ということはレイラの体は治るということでいいんだね?』
オルト『あ、学園長さんにリドル・ローズハートさん。こんにちは......ってことは、もしかしてまだ"あの話"はしてないってこと?』
イデア『う、うん。今からヒロイン氏の倒れた原因について説明しようとしたところ』
オルト『あちゃ〜。僕タイミングが悪かったみたいだね。お邪魔してごめんね、用件はそれだけだから。
頑張ってね兄さん....色々と』
イデア『ぅ"...』