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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*






マレウス『僕はただ..ただ、寂しかったんだ。最後までずっと一緒に、そばにいてほしくて..なのにどうして、あ、あああ...!



うあああああああっ!!!』




シルバー『マレウス様...』


『マレウス..っ』


絶望に顔を歪め、普段は涼しく凪いでいる瞳からは大粒の涙が流れていく。初めて見るマレウスの嘆きに驚きつつも、そのあまりに感情的な姿は彼がどれだけリリアを大切に思っているかが痛いほど伝えてくる。一度収まりかけていた涙が再び溢れ出すシルバーたちの横で、リリアの手を握りながらマレウスは天に向かって願いを叫んだ





マレウス『お母様、お父様...お願いだ、何でもする...寿命でも、翼でも、何でも捧げる!



だから、リリアを連れて行かないでくれぇ...ううっ、うぁあああ...っ!』






グリム『う、嘘だろ?リリアのやつ、またオレ様たちをびっくりさせようとしてるんだよな?』


ユウ『....違うよ。もう、リリア先輩は起きないの』


グリム『本当に...本当なのか?もうリリアは目を醒まさねえのか...?』


オルト『リリアさんがいなかったら..僕らはきっと仲間集めの途中で、ゲームオーバーになってた。なのに..なのに、こんなのってないよ』




イデア『......っ』




この騒動の腹いせに、ギャン泣きで許しを請うツラを拝むと決めていたはずのイデアだったが、目の前で泣き崩れるマレウスの姿に、今はもうそんなことはどうだってよくなっていた


かつて、最愛の家族を亡くしてしまったイデアにとって、リリアを亡くしたマレウスの胸の痛みや絶望は誰よりも分かっている。自分も弟の死を受け入れられず、何度も天に祈り願ってはそのたびに叶わないことを思い知らされた




だからこそ今の自分たちにできることはなにもないと割り切り、溢れそうな感情を抑えつけながらオルトとグリムの肩を引き寄せる



イデア『...しばらく、4人だけにしてあげよう。僕らにできるのは、それくらいだ』


ユウ『..ほら、レイラも行こ?』


『ぅぅっ、ゃぁ..!リィさんと、いる..』


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