第2章 不穏な空気
千夜side
私はいつも満たされない。私の周りにはいつも彼らがいるのにも関わらず。彼らも狂ったように私に愛を捧げてくれる。それでも私は満たされない。
私side
私は帝光中学校に通う2年生。今日はいつもよりクラスの人が騒がしい。どうやら今日は転校生が来るらしい。でもその噂をよく思わない人がいた。
千夜side
私はある子から聞いた。どうやら今日転校してくる子は女子でかなりの地雷系の子である。経験から言うとこういう子は大体キセキの世代目当てでくる。そして私の生活を脅かす。そんなの絶対させない。もう1人になりたくない。