• テキストサイズ

Clap...

第1章 O×N


大野side



「...ふぁ〜...ん...ん?」



昨日抱きしめたはずの、アイツがいないことに気づいた。




「...トイレか?...」





再び寝ようと目をつぶった。




待てよ、今日は何曜日だっけ...




ベットの横に貼ってあるカレンダーを見た。




2月21日(月曜日)



うん...月曜日かぁ...




月曜日、月曜日...



時計を見るともう7時...





「やばい!」




ガサッ...



掛かっていた毛布を急いで取ると...



「...なんか涼しい?」




そう思った時、




ふと、腰に痛みを感じた。






「ぅっ...イテテ...腰が痛い」






そう感じて自分の体を見た。





そこには信じられない姿の自分がいた。






「...ふぇ!?ちょっちょっ...は、裸じゃねーか!?」






あろう事か、朝起きたら俺は生まれたままの姿になっていた。





「...」



一瞬フリーズしたけど、今は考えてる時間なんて無い!






そういや、和がさっきっからいない...





和というのは、俺の愛しい恋人





半年前から同棲している。





和は、ゲーム会社で働いている。








そして俺は、ただのサラリーマン...そう...ただの何処にでも存在する人





会社には、男と付き合っていることは言ってない...だって色々面倒だろ?






それで上司は、俺に彼女がいないと知っているから、色々な女を紹介されるんだ...





俺には、和がいるのに...












「和〜!」




俺は和を呼び、リビングの扉を開けた。




ニ「...」





するとそこには、ソファーで小さくなってゲームをしている和がいた。




...無反応



「...お、おはよ」



ニ「おはようございます」






...え、?敬語?






いつもなら、おはよ〜って抱きついてくるのに...





「か、和?...どうしたの?」






ニ「...ん!どうしたの?じゃないよ!!」

















/ 11ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp