第2章 別れと出会い
嫌な顔をしながらも
ゴソゴソとカバンの中から出し、綺麗に畳まれたジャージを渡された
古森「!」
部員「「「!!?」」」
「え、あ、いいんですか。ありがとうございます」
佐久早「…昨日、怪我しなかったのはお前のおかげだから。その借りを返しただけ」
「洗って返します」
佐久早「うん、そうして」
部長「あ、部室案内してやって」
古森「はーい じゃ、ちゃん行こっか」
(なんか、人当たりがいいんだか何だか…)
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古森「ここが俺たちの部室です ちゃんいいよ先着替えて」
「いや、先輩たちが先に準備してください」
そう言ってくれることを待っていたかのように部室に入ろうとする佐久早に古森が
古森「いやいや、俺たち準備遅いから!先着替えて、お願い!」
「…」チラッと佐久早の方をみると
佐久早「…さっさとしろ」
とぶっきらぼうに言われそそくさとは部室の中に入った