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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第5章 甘味屋での甘い休息
「茜、見送りはここまでだ。寄り道せずにまっすぐ帰れよ」
「何かあったんですか?」
「たいしたことじゃない。小娘は気にするな。明日に備え座学の復習に励むように。いいな?」
「はい……」
それ以上、踏み込むことも出来ずに素直に言葉に従うと
別れ際に光秀さんが私の頭をひと撫でする。
そのひと撫でがほんの数秒いつもより長かった気がした。
…………
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