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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第5章 甘味屋での甘い休息
「っ……、ふざけてそういうことするの、よくないですよ!」
「おっと」
光秀さんの質の悪い悪ふざけに、いつの間にか私の後ろめたさは掻き消されて、代わりにドクドクと鼓動が脈打つ。
唇に触れられた瞬間、肌が震え、全身に伝わった熱と早鐘打つ心臓。
それがバレないように平静を装って光秀さんの手を振り払うと、私は早足に歩き出した
「茜、そう怒るな。ちょっとした冗談だろう?」
「じ、冗談だから怒ってるんです!」
「ほう、本気ならいいのか?」
「えっ?!」
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