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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第5章 甘味屋での甘い休息





「そんなに見つめて、頬が赤いぞ」


薄い唇が弧を描いたと思ったら、伸びてきた形の良い指先に顎を持ち上げられ

光秀さんに触れられた瞬間、私の心臓が大きく跳ねる

同時にあの晩、抱きしめられた感触が全身を駆け巡った


(……!?)


「もしや、俺に惚れたか?」

「!? な、何を言って……っ」

「そういうことなら、ご褒美は甘味より口づけの方がよかったか」


唇を、冷たい親指の腹になぞられ
冷たい親指の感触とは反対に、触れられた唇から全身に熱が回ってゆくような感覚に襲われる

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