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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第5章 甘味屋での甘い休息
茶屋を出ると、西日が安土の町を染め上げていた。
(あれ、もうそんな時間?)
「案外、長居していたようだな」
「そうみたいですね。」
はじめの頃はこの人が苦手だったのに、今は時間が経つのも忘れるくらい楽しかった。
今日は乱暴されそうになったところを助けてくれた上、日頃の頑張りの褒美だと甘味をご馳走してくれた。
光秀さんの情報を聞いて回っていたことについては、一笑しただけでお咎めなし。
それにあの晩だって、私が寝つくまで側に居てくれた
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