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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第5章 甘味屋での甘い休息




(光秀さんは、媚びへつらうタイプなんかじゃない。この人たちよりは、私の方がまだ、光秀さんのことを知ってると思う)

「光秀さんの出自のことはわかりませんが、頭の良さや強さは本物です。実力に身分は関係ないですし、信長様が光秀さんを重宝してるのは単に優秀だからじゃないですか?」


「なっ…!女中の分際で意見するとは生意気な……! わきまえんか!」


「分際って……、自分の意見を言うのが、そんなに悪いことですか?」

「このっ、愚弄しおって!」


わなわなと怒りをあらわにし出す武士たち。
この時、私は自分のいた時代と、この時代での女性の地位や身分の違いをすっかり忘れていた。

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