第4章 手入れ部屋?
ホコリを払い水拭きをして、あとはワックスをかけるだけと言うところで三日月様とこんのすけが戻ってきた。
「華蓮様、経験値の確認が済みましたよ!紙にしたためておきましたので後で確認してくださいね!」
「ありがとう、資材の方はどうなったかな?」
「資材は明日届きます。全員の手入れができる量より少し多めに届くそうです。では私は上に報告をしてきますので」
「ご苦労様、ありがとうね」
ポンッと消えた確認すると勢いよく三日月様が抱きついてきた。
「ど、どうしました!?何かありましたか?」
「もうこれだけ綺麗なのだ、仕事は終わっただろう?」
「まだですよ。これからワックスをかけないといけないので少し離れてください」
「嫌だ、もう十分綺麗だ!構え」
「ワックスかけ終わったら構いますから」
「嫌だ!」
「十分で終わりますから、ね?」
「........真だろうな?」
「嘘はつきませんよ」
そう言うと三日月様は廊下に出て縁側の柱にもたれ掛かりながら座った。