第3章 どうしましょ.....
三日月様は満足げに微笑むと私のことをぎゅっと抱き締めて、
「して、こんのすけよ用はなんだ?」
と、聞いた。
「はい!この本丸に他に刀剣は残っていないか確認することと本丸の修繕が必要な場所を確認して報告することを最優先に動いてくださいとのことです!」
「わかりました。まずは刀剣の確認からですね。でもこんのすけ、私たちがここに来たとき刀剣の気配はないと言っていたよね?」
「はい、ですが私の力では感知できる程度が限られていますので必ず確認するようにとのことです」
「わかりました。では探しましょう」
「その必要はないぞ?」
「え?」
「その必要はない。なぜなら俺が場所を知っているからな」
「なんと!それはまことですか?三日月様」
「あぁ、本当に数振りだがな」
「案内してください!」