第1章 ♡1
「 あ〜そうですね、夢憂やってみたら?何気に初めてじゃん 」
と笑いながら答える店長。
ちょーっ?!
完璧店長楽しんでるじゃんっ!!
初めてが與さんだなんて、緊張して失敗する気しかしないよお
「 な?って事で今日は夢憂ちゃんがシャンプーしてや!
私は與さんのシャンプーをする事になった
「 今日は與さん遅いんですねー 」
そういえば、と私は問いかけてみる
いつもはお昼にくるのに今日はもう8時過ぎ。
「 あーほうやなー 」
少し黙りこんで横で見張ってる店長へと顔をやる與さん。
「 美玲、今日この後夢憂ちゃん借りてええ? 」
へ?わたし?借りるって??
店長は溜息をつき「 どーぞどーぞ 」なんて言っている。
え?!どういうこと?!