第1章 私と彼
私は専業主婦である。
だから、仕事はしていない。善逸くんが「いいよ〜!はそばに居てくれるだけでいいんだから〜!」って言ってくれた。
でも、任せっきりでは行けないよね!
だから、最近自営業を始めた。そんなにお金にならないけど…
私は昔から工作するのが好きだ。細かい作業も意外と得意である。
そこで、アクセサリーを自分で作って売っている。1つワンコインで買える感じのものだ。
よし、今日は何作ろう…
…
考えていると、もう夕方になってしまった。
「もうこんな時間!夕飯作らなきゃ!」
時刻は6時頃。
今日の夕飯の食材を買いに行った。
「今日は、何作ろうかな?善逸くん、何がいいかなー」
と、考えながら色々買っていく。
(今日はパスタにしよう!短時間で出来るしね!)
食材を買い終え、家に帰り、夕飯の準備をする。
麺を湯切りして、ソースを作り、盛り付けている時、丁度玄関のチャイムが鳴った。
\ピンポーン/
「善逸くんが帰ってきた!」
私は盛り付ける前に急いでいて玄関に行った。
| ガチャ
「ー!たっだいまー!」
と言って私に抱きついてきた。…ちょっと苦しいけど
「おかえり!今日の夕飯はパスタだよー!(幸せだな…)」
と、私は言った。
「んん!凄いいい匂いがするー!早く食べたいなっ!」
そう言って手を洗いに行った。
そして食事をする。
これがいつもの日課である。
食事中はいつもたわいもない会話で盛り上がる。
「ー…でさぁ、今日ね、上司の冨岡さんに怒られたのぉ…もう最悪、冨岡さん。
そんなんだからモテないんですよ〜って言ったらね、給料減給って…もぅ!ほんとに最悪!だからモテないんだよぉー…」
「あははっそんなこと言ったのー?もう、善逸くんデリカシーないんだから!」
そんなことを言っている。
「あ、そうだ、今日会社でさ、の話をしてたんだよ。そしたらね、専業主婦ってこともあるからよかったら一緒にここで働かないかってなんか冨岡さんの同期の忍さんが言ってた。僕も最初は反対したけど、同じ場所ならいっかなーって…」
「え!?私が?いいのかな?…でも善逸くんに任せっぱなしなのもダメだけど、私も働きたいな!」