第1章 私と彼
チュンチュン(・8・)
ふわぁ…
「あ、ちゅんたろうだ!おはよう!」
私は善逸くんとちゅんたろうと一軒家で暮らしている。
2人で一軒家は少し広いが私は一軒家が好きだ。
私の隣では善逸くんが寝ている。
すー…
すー…
すー…
寝息が可愛い…
キスしたいくらいだ。
だから善逸くんの頬にキスをする。すると、
「?ふわ…おはよう…今日もいい天気だね。もう少し寝よう…」と言って2度寝しようとした。いつもこんな感じだ。
すると、私が
「善逸くん、おはよう。今日は木曜日だね!明日が休日だから一緒にどこか行こうよー」
と、善逸くんに言ってみた。
「んー…そうか、いいねぇ、どこ行く?
むにゃむにゃ…
…
ん?明日が休日!?
え!?じゃあ今日は出勤日!? ねぇ!!今何時!?」
と、とても焦って聞いてきた。
「うーんとね、…8時だよ」
わたしは答えた。
すると、善逸くんが
「うそん!?電車が来るまであと十分しかないよ!おにぎりおにぎり!」と飛び起きた。
(目覚めるの早いね…)
私も起きて、善逸くんのスーツを用意した。
「早くしないと…うーん…今日の予定は…」パンを食べながら予定をチェックしている。
「ー…よし!おっけー!ってちゅんたろう!それ僕のパンだよ!?今急いでいるから食べないでよね?もう!の食べてよね!」と、焦りながらパンを食べ終え、服を着替えて
「行ってきます!」と言って出ていった。
が、少しして家に戻ってきた。
そして私のところに来て
「ー!…今日ギューしてないよね?」
と、上目遣いで
(そうだ!今日は急いでいてギューしてなかった…)
「うん…はい…(ぎゅー)」
善逸くんは暖かい。柔らかいし、とてもいい匂いがする。
「んー…気持ちいいね…ふーん」
など、声を出している。
私はこんな素直な善逸くんを毎朝見れて幸せである。
だか、時間が無い。
「善逸くん?時間大丈夫かな?」
と言った。すると、案の定
「えっとー、ん!?
もうこんな時間!?間に合うかな?
今度こそ行ってきます!」
と、少し顔を赤らめて家を飛び出して行った。
もう…時間にルーズなんだから。
そんなとこも可愛いんだけど…