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【刀剣乱舞 R18】クロユリを食む

第3章 生きる為には食べよ


「もう、誰にするか決めたのかな?」

相変わらず私の頭を撫でながら燭台切様は問う。

その言葉の意味が私にはわからない。



「あ、あの…。誰…とは?どのような意味、ですか…?」

「主から何も聞いてないの?」


私の返答に燭台切様は目を丸くする。
驚いている様だ。

「何も…とは?」

私は再び問いかけた。

『選ぶ』とは?
私が聞かされていない事とは何なのだろう…

「何かご存知なら教えてくれませんか?」

私の言葉に燭台切様は首を振った。

審神者様が言わないなら言えない。と言いたげに…。


「ごめんね。でも…今はわからなくてもいずれ知ると思う」


グイと黄金色の瞳が近づく。


「ねぇ、彩。主から何か聞いた時の為に、僕が立候補するって事を覚えておいてくれないかな?いいよね?」

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