第1章 波乱の幕開け
「………ん………」
目を覚ますと、暗い部屋で横たわっていた。
横を見るといづみちゃんの字で
『寝てたからそのままにしといた!お風呂は1回だから起きたら自由に入ってね!ご飯はキッチンにラップかけて置いてるからチンして食べてね!』
と書かれている。
(ママじゃん……。)
思わず笑ってしまいながらも、いづみちゃんの心遣いにキュンとくる。
(それよりも、真澄くんいつの間にいなくなったんだろう…。
結局真澄くんが言ってたこともよく分からないし、要注意だな…。)
考えながらキッチンに降りていくと、玄関からガチャッと扉が開く音がした。
「………はぁ~、PCのデータ破損で会社にとんぼ帰りとかマジ無理ゲー。」
…………ん??
何故かその声にデジャブを感じ、玄関に向かう。
「ってあれ、誰か起きてるの…………………
え…………………もも………??」
「え…………………たるち?」
そこには、……………たるちがいた。