第1章 波乱の幕開け
「え………??」
そう思った時には既にベッドに押し倒されていた。
すぐに真澄くんの口が容赦なく私の口を覆う。
びっくりして抵抗すると、その隙を縫って彼の舌がぬるりと入り込んできた。
舌を引っ込めても執拗に追われ、舌を絡められて上手く呼吸が出来ない。
「っあ…………ふ、……………んんっ………」
私のくぐもった喘ぎ声と、お互いの舌がピチャピチャと絡み合う音が部屋に響く。
ようやく真澄くんが口を離した。
ツーっと涎のが私の口から垂れる。
「………っはぁ、はぁ………。…………なんで、こんな事……。」
精一杯言うと、彼は盛大に溜息をついた。
「………アンタ、俺の事覚えてないんだろ。」
………??
真澄くんの言葉にハテナが飛ぶ。
昔会ったことあるっけ??
「それよりも、………なんでこんな事するの。」
彼を睨みつけるとまた彼は少し微笑んで
「………このこと、監督にバレたらマズいんだろ……?
だったら黙って。」
………!!
「……脅迫のつもり……?」
ベッドの上で睨み合う。
「………まあ、そういう事。」
そう言って彼はまたベッドに倒れ込んできた。