第24章 計画は大抵計画通りにはいかない【真選組女中編④】
ていうか…あれ?
今途中、なんかズルズル言ってなかった?
『あの杏子ちゃん……今何してるの?』
[ズルズルッ…ラーメン食べてます]
何でラーメン?!
『ちょ、人が寒さ我慢して待ってる間にラーメンは無いんじゃないの!?』
[何言ってるんですか、私これからずっと隠れてなきゃいけないんですよ?お腹空いちゃうじゃないですか…]
『そ、それはそうかもしれないけど…にしても何でラーメンなの?ここは張り込みの必需品であるあんぱんとかじゃ…』
[あ!あんぱんもありますよ?はいどうぞ、あんぱん]
[ありがとう…]
いや用意周到過ぎる!!
『…あれ、今何か別の人の声がしたような…』
無線の向こうから聴こえた誰かの声に疑問を浮かべていると私の言葉に反応した杏子ちゃんは嬉しそうに言った
[はい、もう1人いますよここに。
山崎さんが♡]
『ええ!?』
杏子ちゃんの言葉に驚いて思わず声を上げる私に周りにいた人達が一斉に振り向いた
『あ…な、何でもないです!アハハハ』
苦笑いを浮かべ、再び無線に向かって小声で話す
『ちょっと待って下さい、何で山崎さんまでいるんですか!』
少し強めの口調で話す私に山崎さんは申し訳なさそうに言った
[ごめんね結衣ちゃん。倉本さんから任務のこと聞いて、一緒に来て欲しいって頼まれたんだ]
[だって考えてもみて下さい、ここは遊園地なんですよ?いくらサポート役だからって言ってもさすがに1人じゃ心細いし、かえって浮くかもしれないじゃないですか!]
『…まぁ、確かにそうだけど…』
杏子ちゃん…
とか言いつつ本当は山崎さんと来たかっただけなんじゃ…。
"何だかダブルデートみたいですね!"と言って笑う杏子ちゃんに苦笑いを浮かべた