第24章 計画は大抵計画通りにはいかない【真選組女中編④】
その後、更に1時間ほど"デートのプラン"について杏子ちゃんは色々と話していたが、正直どれもよくわからなくてあまり頭には入って来なかった
「もぅ!ちゃんと聞いてるんですか結衣さん!」
『えっ?…あ、…はい』
「…ひょっとしてまだ沖田さんとのデート無しに出来ないかとか考えてるんですか?」
『…。』
黙り込む私に杏子ちゃんは溜息をつき、眉間に皺を寄せた
「結衣さんは…沖田さんとデートするのが嫌なんですか?」
『えっ…い、嫌とかじゃないけど…』
杏子ちゃんの言葉に否定して畳にのの字を書く
「…けど?」
前のめりになって私を見つめる彼女に私は再びその場で体育座りをして顔をうずめた
『なんか…
…恥ずかしい。』
次の瞬間勢いよく抱き締められ、驚く私に彼女は目を輝かせ言った
「やはり絶対行くべきです!例え雨が降っても槍が降っても行かなきゃダメです!!」
『そこまで!?』
「そうですかぁ〜なるほど、恥ずかしかったんですねぇ〜!」
何かを納得したように嬉しそうに頷く杏子ちゃん
「もぅ、結衣さんって変なとこ可愛いですね」
『へ、変!?』
「でも安心して下さい!この倉本杏子が明日のデート、必ず成功に導いてみせますよ!」
『う、うん…ありがとう…』
成功しなきゃいけないのはデートじゃなくて任務の方なんだけど…。
思わずそうツッコミそうになったけど杏子ちゃんがとても楽しそうにしていた為、何も言わなかった
『ところで杏子ちゃん、明日の仕事は?』
「…
オフですよ?」
『何今の間、絶対仕事だよね!?』
どうやら杏子ちゃんの中の優先順位は仕事より恋みたいだ。