第5章 No.5
女「俊也マジかっこいい~♡」
頭湧いてる女だ…。
さやか「荒北、大丈夫?」
「ハッ!俺を誰だと思ってんだよ…野獣荒北だぞォ?」
そう言ってさやかに笑顔を向けたが、
また視界が歪んだ。今度は蹴りか?
ただ、俺相当喧嘩してきたからな。
こんなチンピラもどき、なんも怖くねーんだわ。
よえーし。
痛くねーし。
「それだけか?チビちゃんヨォ。」
森「んだとてめぇー!」
俺は相手の額に手を置いた。
これ以上近づかないように。
そしたら、みじめな姿でバタつきはじめた。
めっちゃうける。笑
森「おい!ずりーだろ!」
「ハッ!俺に勝つなんて100年はえんだよバーーーーカ!」
完全に勝った。
俺はそう確信していたが、
予想外のことって案外起こるものだ。
後ろから女が蹴り飛ばしてきた。
「うぐっ…。」
しかもヒールで。
俺は床に倒れた。
男が俺にとびかかろうとした。
(あぁ…やり返したい…。)